言い回しの古さ故


たまにご指摘を頂くことなんですが、

「言い回しが古い」とか「久しぶりにそんな諺を聞いた」とか、

そんな印象を与えてしまう言葉の選択をしているときがあります。


あ、決してオヤジギャグとかダジャレとかではないです。


平成生まれの世代には新鮮に聞こえるようですが、

同世代、または上の方々には懐かしさもあるようです。


特に意識して、というわけでもなく、

頭の中に浮かんだから状況を見て使っているというレベルで、

そういうのを大切に!という大それた思想を持つわけでもないです。


ただ、昔に作られた諺や慣用句、四字熟語など、

時代がいくら移ろえども、人間の本質は変わらないんだなと。

現代でも通用するものがどんなに多いことか、そう常々感じます。

オブラートに包んで伝えるなら諺などのほうが良い場合もあるんですよね。


あとは、ご賛同いただけるかどうかはちょっと微妙ですが、

諺、慣用句などを使うことで客観視できる一瞬があるような気がします。


話をしているといつの間にか視野が狭くなることもありますが、

ちょっと制御が効かなくなり始めた場に水を打つ目的で投げかけてみて、

状況整理やお互いの発言を振り返ったりする時間を設ける、

そんな思惑で意図的に有効活用する人もいるかもしれませんよ。


新しい日本語が恐ろしいほどの勢いで年々増えていますし、

本来の意味とは違う使い方をされている言葉も多いですが、

人間の本質を上手く表現している言い得て妙な言葉たちには、

温故知新の気持ちで向き合って大切にしていきたいですね。


思い出したくもないような辛い過去の事でも、

これから先のための新しい糧になるかもしれません。

人間万事塞翁が馬ということです。

楽色時間

色を楽しみ、色で楽になる。 気付けなかった自分に、 色で出会ってみませんか?

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