歴史の変遷
たまたま見かけたこんなニュース。
公衆電話って本当に見かけなくなりましたよね。
僕達が学生の頃は街のあちこちに電話ボックスがありましたけど、
今では公共機関で数台見かけるくらいですか?
公衆電話という存在すら知らない子供達がいるのも致し方ない。
世代間で差はあるでしょうが、
公衆電話って何色のイメージでしょうか?
このニュースでは緑のタイプが使われています。
現在設置されているのはこの緑、そしてグレーのタイプです。
公衆電話も時代、技術の流れで色も変わっています。
最初に生まれたのが『赤』だそうで、
これは公衆電話がある場所を発見しやすいように、という説も。
次が『青』で10円玉が最大10枚投入できるようになったそうですよ。
『青』というよりは水色ですね。
その次は100円玉が使えるようになった『黄』ですが、
初期はダイヤル式、途中からプッシュ式に切り替わったそうです。
そしてお馴染み『緑』のタイプですが、
テレホンカードが利用可能になったものです。
度数を確認しながら喋ってたのが懐かしい。
今現在も設置されている『グレー』はデジタル公衆電話と呼ぶらしく、
ISDN回線を利用し始めたものだそうです。
詳しくは知りませんが、少々のデータ通信ができるとか。
あとは個人経営の飲食店などでよく見かけた『ピンク』とか、
周辺環境や設置店の希望などによって色を変えているものもあるようです。
色に対しての意味は最初の赤以外は特に無いようですが、
性能、機能が変わったことを知らせるための変更だったのかと思われます。
『赤』→『青』→『黄』→『緑』という4色は心理的に受け入れやすいですよね。
そして『グレー』になることで先進的なものへと様変わりした印象になります。
というか『グレー』が出始めた頃には携帯電話が普及してたような。
こうやって書いていて思ったんですが、
赤い公衆電話ってなぜかイメージとしてあるなぁと。
昭和のアニメで出てきてた気がします、じゃりン子チエとか。
でも街中で見た記憶は緑ばかり。テレカ全盛の学生時代でしたから。
たぶん黄色も見たことがあるんでしょうけどね。
にしても、テレカを知らないと言われた時は意識が飛びそうでした。
今の子供達は生まれた時からオシャレな携帯電話があっただけじゃなく、
スマホやタブレットが当たり前の時代になってますからね。
友達の家の電話番号を何件も記憶できてたあの頃、懐かしい。
想定の範囲外の災害が頻発しているこのご時世、
いざという時のため、街中のどこに公衆電話があるのか、
ちょっと気にかけながら歩いてみないといけませんね。
テレカ1枚、財布に忍ばせて。
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