古谷徹は伊達じゃない
熱い夜でした。
熱すぎて終わった直後に『逆襲のシャア』観ますよ、そら。
30年経っても同じ演技ができるのは凄い。
そして40年経っても変わらないのは、もはや恐怖。
「親父にもぶたれたことないのに!」
そしてモビルスーツの1位が『ν(ニュー)ガンダム』って。
あの左右非対称のデザイン、秀逸ですよね。
ちょっとだけ、色の話もしますと。
最初のガンダム(RX-78-2)は、
白を基調に青、赤、黄色で配色されています。
そしてνガンダム(RX-93)は、
同じく白が基調なんですが、その他はほぼ黒。
ほんの少しの赤と黄色が入っているだけです。
1年戦争時代のアムロは15歳で、
その時に乗っているガンダムには、
憧れや英雄、正義というものを投影して観ていました、僕。
逆襲のシャアでのνガンダムを観て、
「大人の難しい話なのかな」と感じていたような気がします。
実際アムロも29歳という設定ですし。
いい歳した『大人』になったシャアとアムロが、
紆余曲折あったお互いの立場の上でいろいろぶつけ合う物語。
ガンダムの配色を変えただけでそれを密かに示唆する、
そう考えたらゾクゾクするわけですよ。
そういう『色』っていう視点でアニメのみならず、
映画やドラマを観るとなかなか面白い発見もあるわけです。
特に、人間が成長していく様子を描いたものや、
時代背景の変化が重要な意味を持つもの、
潜在意識をくすぐるようなレベルで演出されてたりしますよ。
色って主役には中々なれないけど、
ある意味で劇薬なんです。
取り扱いにはご注意を。
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