スパイクの色

今日はアジアチャンピオンズリーグの決勝第2戦です。

浦和レッズが優勝をかけて戦います。

真っ赤に染まったホームスタジアムで、

その栄誉を勝ち取ってほしいです。


地上波じゃなくでBSでの中継なんですが、

仕事が終わったらテレビの前で応援しようと思います。

浦和サポじゃないですけど。



サッカーの絡みでふと思い出した話なんですが、

たしか南アフリカW杯前のスーパーサッカーで、

加藤浩次さんが内田篤人選手にインタビューしてたんですよ。

その時、内田選手がスパイクを黒色から白色に変えたという話になり、

その理由を問われた返答がこんな感じでした。(完全なうろ覚え)


試合終盤で疲れて膝に手をついて下を向いた時に、

黒いスパイクが目に入ると「もうダメかな」って思うけど、

白だと「まだまだ走れる」って気になる


このコメントの後にいつもの爽やかな笑顔で

「冗談ですけど」みたいに言ってましたが、

この理由って色彩心理の面から言うと間違ってないんですよね。


色の軽重感で黒より白のほうが軽く見えます。

疲労もピークで身体の動きも鈍くなった時、

白いスパイクを見ると足が軽いと錯覚します。

だから「まだ走れる」って前向きになれるんですよね。

黒いスパイクだと重りが入ってるかのような気分になるでしょう。


そして相手チームの選手から見ても、

「あいつ軽快に走ってるけど、疲れてないの⁉」

みたいな印象を与えることもできそうです。


加えて、白にはリセットという意味もあるので、

思考の切り替えがしやすいという効果もあるかと思います。

特に負けてる状況だと、より顕著かもしれませんよね。

逆に黒だと先程も書いたように、ダメかもっていう諦めが強くなりそうです。


上記とは別に、白星、黒星っていうところからの、

験を担ぐって意味合いも十分あると思います。

それだけで勝てたら苦労はしませんが、

そこに向かう意欲って意味では効果はありそうです。



その当時の内田選手が色彩心理の効果を知っていたのかどうかわかりませんが、

話を聞いている限りでは的外れではなかったんですよね。

だから今でも記憶に残ってます、このお話。


内田選手、復帰してほしいです。



にしても、近年のサッカーのスパイクはカラフルですね。

昔は黒ばっかりでしたけど。

ユニフォームの色と合ってないスパイクだと、

そのチグハグ感がプレーにも出てそうな錯覚をします。

大したミスでもないのに目立つような、そんな感じ。


そんなことにも注目しながら、

浦和レッズの優勝に向けて応援したいと思います。

楽色時間

色を楽しみ、色で楽になる。 気付けなかった自分に、 色で出会ってみませんか?

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